椎間板ヘルニアには、2種類のものがあります。一つは、脱出型ヘルニア、もう一つは、膨隆(ぼうりゅう)型ヘルニアです。。
脱出型ヘルニアは、症状が激しく続きますが、数か月で軽くなります。
膨隆型ヘルニアは、症状が長引き、いつまで経っても治らないように感じます。いずれの場合も下記のような症状があらわれます。
★立っているとすぐに辛くなる
★15分程度腰かけただけで、辛くなる
★30分以上歩くと、腰にピリピリした痛みが走る
★前かがみになると、腰が痛くなる
★足などの下肢に触っても、感覚がない
★座った状態から立とうとすると辛い
★膝を伸ばした状態で、足が上がらない
さらに、重症になると、排尿障害や便秘、頻尿などを引き起こします。
しかし、これらの特徴は、あくまで一般的なもので、実際には個人差があるため、それぞれの状態に合わせた治療が大切です。
椎間板ヘルニアには下記のような原因があげられます。
日常生活の動作が引き金に
腰に圧力を掛けた行為を続けているところに、さらなる圧力が伴い、ヘルニアを引き起こすというものです。例えば、重い荷物を引き上げたり、ゴルフなどで思いっきり素振りをしたり、長時間車などに座っていたりなどした場合に起こります。
椎間板の老化
人間は、20歳を過ぎた頃から、徐々に椎間板が衰えていくといわれています。これが進行し、ちょっとした動作で圧力が掛かり、ヘルニアを引き起こすとされています。
骨の老化
加齢によるものだけでなく、カルシウム不足などが原因になることもあります。
ちなみに、椎間板ヘルニアは二足歩行との関係も、一部で指摘されています。二足歩行は、地面から常に立ち上がった状態で、常に腰に負担を掛けています。そのため、椎間板ヘルニアは、痔とともに、人間特有の病気でもあるのです。背骨は、圧力が分散されるように、負担の掛からない構造になっていますが、他の多くの動物と比べれば、異常な状態であるともいえるのです。椎間板ヘルニアは、ある意味、人間として、いたしかたのない病気なのかもしれません。